夕刊ムシ/錯綜する虫たち

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錯綜する虫たち

あの虫なんだろな

見たことがある虫。よく知っている虫、よく知らない虫。
そんな虫たちの基本データを紹介。
あの虫ってそういう名前だったのか…と知っていただければ、親近感も湧いてくるかもしれない。

さあ、ここは虫たちに近づく、第一歩だ。
なお、虫のイラストはわかりやすいように大きさを合わせている為、Gに対してこの虫はこれくらいの大きさ、というような参考にはならない。
あくまで、見た目の特徴のみ紹介するものである。

エントリー№1 ゴキブリ

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みんな大好き!言わずもがなのG。

日本に生息するのはクロ、チャバネ、ワモンゴキブリであるが、彼らはそもそも外来種で、もともと日本にいたゴキブリで家で目にするものはヤマトゴキブリくらいのものである。ヤマトゴキブリはこの中だとわりと…かわい…かわいい?

チャバネゴキブリは家より飲食店に多く見られる気がする。1.5cmくらいで、他のゴキブリに比べて小さくて色が薄い。が繁殖力が半端ない。よく知らない人はゴキブリの子供かと思うかもしれないが、あれが成虫なんだ。

エントリー№2 シロアリ

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社会性を持つことで有名な虫。

働きバチや黒い働きアリはメスで構成されているのに対し、シロアリはオス・メスともに存在する。また、ハチやクロアリには女王しか存在しないが、シロアリには女王アリに加え王アリがいる。 働きシロアリは基本的には目が見えず、白い。そして太陽の下には出て来ない。左のイラストは生殖虫(交尾する為のアリ)。こちらはイエシロアリなら茶褐色、ヤマトシロアリなら黒色をしている。生殖虫は働きアリとは違い、交尾の為巣穴を飛び出す。

天敵はクロアリ。

エントリー№3 ゲジ

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ゲジゲジと呼ばれたりしているが、正式名称は「ゲジ」。成虫で2~3cm程度。
この手の足いっぱいな虫にしては体が短いので、くねって移動することはなく、かなりなめらかな足の運びで移動する。

足は危険な場合自ら切り落とし、これは次の脱皮で再生する。
虫ながら獲物を追いかけられる高度な眼を持っている。
肉食性で、ゴキブリなどを捕食するが、その見た目がかなり異色のものであるため、不快害虫として駆除されることがある。かわいそう。 なんと寿命は5・6年だという。

エントリー№4 カマドウマ

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体長は1~2cmほど。 バッタの仲間。キリギリスに似ているが、翅はない。

ジャンプ力が半端なく、楽しくぴょんぴょんしているうちに壁に激突死することがあるらしい。 背中の形や長い顔が馬に似ていて、よく人家のカマドの周りに見られたため、カマドウマと呼ばれるようになった。 雑食性でけっこうなんでも食べる。虫の死骸から落ち葉から人が食べるものまで食べる。自然界では、大切な分解者の役割をしている。

好音性なので、びっくりしてキャー!とか叫んじゃうと呼ばれたと思って寄って来ちゃうよ。

エントリー№5 ガガンボ

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体長は種類にもよるがおおよそ3~4cmほど。 世界中に分布する昆虫であり、日本でもかなりの数の種類を目にすることができる。

成虫の形態は蚊を一回り大きくしたような感じの種類が多い。一番知っておいていただきたいこと。それは、蚊に似ているけれど彼らは吸血しないということ。お花の蜜なんか吸ってる平和な生物。 また体も貧弱で死骸もつつけばすぐバラバラになってしまう。飛ぶこともどうやらあまり得意ではないようで、見かける際にはフラフラと壁の隅を彷徨っていることが多い。なんか…天井の隅とかによくいるよね。

エントリー№6 アシダカグモ

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外来種で元々日本には生息していなかったが、輸入品などにくっついてきたなどして、日本にも生息するようになった。一軒屋の人は見たことがあったりするかも。ゴキブリを食べる。
体長は成体で足を入れると10~13cmくらいにまでなり、それはおおよそCDの大きさに近い。

平均寿命はオスが3~5年、メスが5~7年程度。メスは1年に2回(6~8月頃)産卵を行う。卵はくわえて移動させ、孵化直前になると壁にそれをくっつけて見守る。子蜘蛛が生まれ集まっているところに人が手を出すと、一気に散っていく。この様子が「蜘蛛の子を散らす」という慣用語の語源になったと言われる。

エントリー№7 アダンソンハエトリ

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ハエトリグモの一種。
ハエトリグモは英語でJamping Spiderと言うが、人が近づくとぴょんぴょんと逃げていく様子からも、その名前の由来が伺える。 体長は6~8mmほど。

屋内性で、人家のハエなどの小さな虫を捕らえて生きている。 オスは黒に白い筋がある。メスは茶色い。 夜行性ではないとのことで、電気を暗くすると動かなくなるようなので、同居するのも安心だ。

クモは嫌いだけどハエトリグモは好き、という声を聞くほど、わりとかわいがられている。

エントリー№8 シモングモ

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とても細長い足を持つクモで、大きさは足を入れて5mm~1cm程度。ユウレイグモと呼ばれるものの一種。

人が近付くと驚いて逃げる。その歩き方はかなりゆらゆらとしていて、弱っちい。追いかけるといつくしみたくなる逃げ方をする。

大掃除などをした際に物陰から出てくる白い乳白色のクモがシモングモである。 家具などの下や隙間に不規則網を張る為、掃除の際はもっぱらすす払いの対象になっている。

シモングモは巣を張ってしまうタイプのクモなので、それはご勘弁かもしれないが、ダニや後に出てくるチャタテムシなど小さい虫を食べてくれたりしている。

エントリー№9 チャタテムシ

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体長はおよそ1mm。 本などの紙の間によく見られる、小さい淡い黄色い色の虫。

久々に開いた古い漫画や紙の上を歩いていたりする。 カビや紙などの植物から出来たものを食べ、湿度が少し高いところが好き。

羽の生えている種類もあるが、主に家で見られるのは、羽根のないコナチャタテの類。

紙を食べられるのは困るかもしれないが、自然においてはこちらも分解者として大切な役割を果たしていると言えるのかもしれない。

エントリー№10 タバコシバンムシ

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赤茶色で体長は1.5~3mm程度。 見た目はメスのカブトムシに似ている。

部屋の中をわりとゆっくりした速度でまっすぐに飛ぶ。

タバコシバンムシは漢字で書くと煙草死番虫と書き、煙草を食べてしまうことからこの名前が付いた。なんか…すごい名前。死っていう字が入ってる生き物ってそうそういないぜ!

家にいるものは小麦粉や乾麺、その他、人の食べ物をひそやかに食べているようである。

よく見るとなかなか顔はかわいらしい。